梅田版画工房-リトグラフ制作

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梅田版画工房内部

・版画工房:リトグラフ ジクレー

どなたからも信頼されるクオリティーの高さと、
適正なプライスを目指して、日々努力しております。
版画制作のお考えの折には、ぜひご相談下さい。

梅田版画工房
代表:梅田明雄
長野県千曲市上山田671-2
Tel:026-276-1316 Fax:026-276-1319
litho@u55.jp

リトグラフ制作:lithograph

■リトグラフの制作費について

リトグラフの制作費は、イメージサイズ・版数・エディション枚数など
によって異なります。 詳しいことはフォームよりお問い合わせ下さい。
できる限り、丁寧にお答えしたいと思っております。

アクセス解析用

■お知らせ

◎越ちひろ個展Birthday
会期:7月7日(土)〜7月28日(土)
場所:FLATFILE長野市桜枝町883
OPEN:木金土 10:00〜17:00
梅田版画工房で制作されたリトグラフ出品・販売されます。

◎安部浩展
会期:2012年4月21日(土)〜2012年6月24日(日)休館日:月曜日
場所:足利市立美術館
時間:AM10:00〜PM6:00

◎第64回立軌展
会期:2012年2月8日(水)〜2012年2月20日(月)
場所:国立新美術館
時間:AM10:00〜PM6:00(最終日PM3:30)

◎渡辺玄一作品展
会期:2012年2月17日(金)〜2012年2月22日(水)
場所:東急 たまプラーザFAアートサロン
時間:AM10:00〜PM8:00(最終日PM5:00)

◎大見伸油絵展
会期:2012年2月1日(水)〜2012年2月日(火)
場所:三越日本橋本店F6美術特選画廊
時間:AM10:00〜PM7:00(最終日PM4:00)

◎新年あけましておめでとうございます。2012.1.1
昨年は大変ありがとうございました。
本年もより質の高いリトグラフの制作を目指し
日々努力を惜しまないつもりです
どうぞ、よろしくお願いいたします。

◎森仁志のあゆみ展 −カルナックの巨石から大版画へ
会期:2011年12月21日(水)〜2012年1月5日(木)
休館:12/29(木)〜1/1(日)
場所:上野の森美術館
時間:AM10:00〜PM5:00

◎倉島重友 日本画展
会期:7月8日(金)〜7月13日(水)
場所:ながの東急 別館シェルシェ5階ホール
時間:AM10:00〜PM7:00

◎なかむらじん作品展”海幸山幸ぐらふぃかる”
会期:7月1日(土)〜7月24日(日)
場所:アートスペース FLAT FILE
時間:金、土10:00~17:30.日11:00~17:30(最終日PM)
私どもの工房で制作したリトグラフも出品されます。

    ◎心からお見舞いを申し上げます。
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では
各地に、甚大な被害をもたらしました。
被害を受けた方々に、心の底からお見舞いを申し上げます。

◎ワークショップを行います。VIVAテラソ
日時:2月19日(土)PM1:00〜4:00
場所:長野県上高井郡 小布施町まちとしょテラソ
教材用の紙版を使用し簡単なペーパーリトグラフを制作します。

◎新年あけましておめでとうございます。2011.1.1
昨年は大変ありがとうございました。
本年もより質の高いリトグラフの制作を目指し
日々努力を惜しまないつもりです
どうぞ、よろしくお願いいたします。

◎富永成風展 「心象」
会期:6月29日(火)〜7月4日(日)
場所:法然院講堂
時間:AM10:00〜PM04:00
いつもお世話になっている成風先生の展覧会です。

◎休業のおしらせ
いつもありがとうございます。
海外出張のため3月23日〜31日までお休みをいただきます。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

◎後藤龍二展
以前、お世話になりました後藤龍二さんの展覧会です。
会期:1月24日(日)〜31日(日)
場所:ギャラリー嬉迺館 大分県豊後大野市三重町市場476-1
時間:AM10:00〜PM5:00

◎新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
厳しい経済状況の中ではありますが
がんばって、良いリトグラフを制作していきたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。

◎谷川俊太郎「ことばとアート展」
会期:2009.12.26(土)〜2010.2.7(日)
休刊日:毎週火曜日  12/31(木)〜1/1(金)
場所:平田本陣記念館
時間:AM9:00〜PM5:00
いつもお世話になっている、乾千恵さんと
谷川先生といろんなアーティストの展覧会です。

◎アーグネス フス 陶芸展
会期:2009年12月10日(木)〜16日(水)
場所:ながの東急百貨店-美術画廊 -
時間:AM10:00〜PM7:00(最終日PM5:00)
ご近所に工房を構えていらっしゃる
ハンガリー出身の陶芸家の展覧会です。

◎なかむらじん展
会期:2009年11月16日(月)〜27日(金)
場所:銀座6丁目olive eye
時間:AM11:00〜PM7:00(最終日PM5:00)
多岐にわたる分野で活躍する中村 仁さんの作品の全貌を
見ることの出来る展覧会です。

◎倉島重友日本画展
会期:2009年11月11日(水)〜17日(火)
場所:日本橋三越本店本館6階特選画廊
時間:AM10:00〜PM7:00(最終日PM4:00)

◎藤間さちお:ショートアニメーション作品[PEN]の上映展
会期:2009年11/17(火)〜11/22(日)
場所:吉祥寺 PARADA
時間:11:30〜22:00(日曜日は20:00)

◎長嶺 斉先生12日間滞在
9月20日〜10月1日まで長嶺 斉 先生が工房でにリトグラフ制作
を行いました。
また、そのときの様子などご紹介できればと思っています

◎沖縄より
9月7日にリトグラフ制作のための打ち合わせに
遠路沖縄より長嶺 斉 先生にお越しいただきました。
恐縮至極です。

◎夏休み
8月13日〜16日まで、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

◎第80回信州千曲市 【千曲川納涼煙火大会】
私どもの地域の夏のイベントです。ぜひ、お越しください。
詳しくはこちらを千曲市観光協会
とき:8月7日(金)午後7時30分〜9時
ところ:戸倉上山田温泉 千曲川河畔

◎世界回遊スケッチ 立松 脩 新作展
会期:7月15日(水)〜21日(火)
場所:松屋銀座7F 美術サロン

◎2009 NAGANO ART展長野のアートに出会う
会期:09年4月8日(水)〜20日(月)
場所:ガレリア表参道長野市東後町21番地
時間:AM10:00〜PM6:00(最終日PM3:00)
出展作家:萩原克哉・香山洋一・小山利枝子・たかはしびわ
田嶋 健・中村 仁・中村眞美子・丸田恭子

◎平成絵空事百珍 「善光寺新曼荼羅」刊行(4/1〜)
先日、制作が終わりました中村 仁さんのリトグラフ集
平成絵空事百珍 「善光寺新曼荼羅」6作品が刊行されます。
善光寺の7年に1度のご開帳にちなんだ作品です。

◎渡辺 三絵子 個展
会期:09年4月14日(火)〜19日(日)
場所:藤屋画廊 東京都中央区銀座2-6-5 藤屋ビル2F
時間:AM11:00〜PM6:00(最終日PM5:00)

◎大見 伸 油絵展
会期:09年4月8日(水)〜14日(火)
場所:日本橋三越本店6階美術特選画廊
時間:AM10:00〜PM7:00

◎「板画の美」展
会期:09年4月4日(土)〜5月30日(土)
場所:杏の里版画館 長野県千曲市森2154
時間:AM10:00〜PM5:00
入館料:大人300円小人100円

◎星野美智子展
会期:09年3月20日(金)〜28日(土)
場所:ギャラリーゴトウ 東京都中央区銀座1-7-5 中央通7F
時間:AM11:00〜PM6:00(最終日PM5:00)

Copyright© 2006 Umeda Litho Studio All Rights Reserved.

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■制作費について

リトグラフの制作費は、製版代・刷り代・紙代・諸費用の合計金額になります。
作品の大きさ・エディション数(総制作部数)・紙の種類等によって異なります。
  • 製版代・・・大きさ・版数(色数)によって変わります
  • 刷り代・・・刷り代の単価×版数×エディション数(制作部数)
  • 紙代・・・・紙代の単価×エディション数
  • 諸経費・・・送料や納品にかかる費用の実費

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●リンクLinks
アートリンク リリースネイチャ 立松 脩 横尾忠則
Ildiko Kaiapacs アートコレクション
ミュージアム
(株)長野県協同紙工 芸術探訪アートマップ
アーティストリンクジャパン ATNAVI 検索エンジン 人気の検索エンジンです♪ VOICE
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リトグラフとは

◇版画の種類

*版画の種類は、大きく4種類に分かれています。
(凸版・凹版・平版・孔版)
そのなかでリトグラフは平版という種類にに属します。
    ・凸版 木版画 リノカット
    ・凹版 ドライポイント エッチング
    ・平版 リトグラフ
    ・孔版  シルクスクリーン ステンシル

◇リトグラフの発明

  リトグラフは、1798年にドイツで、アロイス・ゼネフエルダによって発明された水と脂が相反発する技術を利用した印刷技術です。 ある日、母親に頼まれた洗濯物のリストを、手近にあったクレョンで石の上にメモしたのがきっかけとなり、この技法が考案されたと伝えられています。 リトグラフの、リトはギリシャ語で石を意味します。グラフは図版という意味で、石版画ともいわれています。 当初はドイツ・バイエルン地方ゾレンフォーヘンの石灰石層から産出される石版石が使われていました。しかし現在では石版石は、高価な上に手に入りにくく、しかも重くて扱いづらいなどの難点があるため、今ではジンク版(亜鉛版)やアルミ版が使われています。 クレヨンや筆のタッチが表現できることからそれまでの銅版画とは違った、新しい版画芸術を生み出すこととなりました。

◇石版石を使ったリトグラフ

石版石   石版石を使ってリトグラフを制作するには、まず石版石の研磨からはじめます。 石版石の主成分は炭酸カルシウムで(98%以上)、非常に水を含みやすい構造(多孔質)になっています。 平らに研磨するには経験と労力が必要です。石版石と石版石をあわせ、(または研磨板を使用し)金剛砂(研磨材)と水を使って砥ぎあげます。 次に、磨きあがった石に直接、描画材(脂肪性の高い解墨やクレヨン)で描画します。描画が完成しますと石の表面に、硝酸ガムを塗布します。 硝酸ガムはアラビアガムの溶液(アカシア科の植物から淡褐色の球塊として採取される天然樹脂のひとつ)に硝酸を加えたものです。 これにより描画部分が、脂肪酸カルシウムとなり水分を反発してインクを引きつけるようになります。描画部分以外は、酸化カルシウムとなり水をひきつけるようになります。 こうして、石版石の表面に水をはじく部分と水を保つ部分がつくられます。 そして、ローラーで油性のインクを盛る時に、常に石版の上を、水を含んだスポンジで湿しておけば、描画部分は水を反発してインクが付き、水のある部分は反発によってインクが付きません。

◇金属板を使ったリトグラフ

  現在では、石版石より金属板(アルミ・ジンク)を使ったリトグラフが主流となっています。
基本的な原理としては、石版石を使ったリトグラフも、金属板を使ったリトグラフも同じなのですが、 描画、製版、刷りの各工程において、いくつかの異なった処置が必要となります。
  金属板のメリットとしては、やはり薄くて軽いので取り扱いが楽で、 保管するスペースも小さくてすむということです。 刷りを生業としている版画工房にとっては、多くの作家のリトグラフを手掛けるので、 版の保管スペースが小さくてすむということは大きなメリットになります。 もちろん、金属板は値段が安くて入手が容易であることもメリットになります。
  金属板の石版石との物理的な違いは、金属板には天然の気孔が無いことです。金属板は研磨を行い砂目をたてることにより、石版石の多孔質の性質を補います。ただ、完全には石の天然の気孔の様にはなりえないので、製版の工程でこの違いをさらに補うことになります。 この金属板の研磨は、専門の業者に依頼することがほとんどです。版画工房自身で、研磨の設備を備えているところは多くは無いと思います。 金属板は画材店に注文すれば、取り寄せが可能だと思います。目立てにこだわったり、版画工房のように大量に版を使用するケースでは、直接研磨屋さんに注文するほうがよいでしょう。
  研磨が済んだ金属版には、整面という処理を行ないます。整面は、新に研磨し砂目を立てた金属板に、感脂性を与えるために行ないます。(整面処理についての詳細はお問い合わせいただければ、お答えします。)整面処理の後、描画を行ないます。この間、あまり時間をあけず、すぐに描画作業にかかったほうが良いでしょう。
  描画材料は金属板も石版石も、ほぼ同じです。描く感覚は(触感)かなり違いがあります。さらに金属板は油性物質を、石よりもひきつけるので、汚れ等にも気をつける必要があります。
  描画に入る前に、金属板の周りにアラビアガムを、少なくとも3〜4センチは塗布しておきます。全面に描画してしまうと、イメージの周りが汚れたり、刷る時にスキージ(圧力をかける部分)を下ろすところの余裕が無くなってしまうためです。描画が終わると製版に移ります。
描画を仕上げた版を、エッチ(etch)用の台に置きます。(銅版画でエッチ[etch]というと、酸で腐食させることを言いますが、リトグラフの場合は版に科学的な作用を与えるといったような意味で使います。)台は製版専用である必要はありません。 きれいな石版石の上やプレス機のベッドの上でかまいません。描画を仕上げた版に、タルクを振りかけます。タルクは描画部分を、エッチ液の酸から守ります。次に第一エッチ液を塗布します。エッチ液はアラビアガムの水溶液に、硝酸・リン酸・タンニン酸を混ぜて作ります。 エッチ液は、その描画にあわせて酸性度や版に作用させる時間を変えます。安定した不感脂化を得るためには、エッチ液のpH値と作用させる時間のデータを、熟知する必要があります。この製版の工程は、工房ごとに若干違うかもしれません。それぞれ、工房独自のノウハウがあるかと思います。 スポンジなどを用いて、静かにまんべんなく版に塗布していきます。
エッチ液が乾いたら、洗い出しを行い、製版インクでロールアップします。
アルミの板は非常に感脂化が強いので、当然製版インクでも感脂化してしまいます。ですから、版がつぶれてしまうと(黒くなりすぎると)もとに戻すのはなかなか大変なので、慎重にロールアップします。
(順次、金属板を使ったリトグラフの説明を、充実させていきます。今しばらくお待ち下さい。)
リトグラフ用描画材 リトグラフ用ローラー リトグラフ用インク

◇リトグラフのエディション番号とサインについて

*しばらくお待ち下さい
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リトグラフ制作_版画工房

ごあいさつ:長野県の千曲市でリトグラフ制作の版画工房をしています梅田版画工房です。
私どもはクオリティーの高いリトグラフを適正な価格で制作できる版画工房を目指しております。
私どもの版画工房では小部数からのリトグラフの制作も承っております。
どうぞよろしくお願いします。
リトグラフ制作中の画像です

梅田版画工房 代表 刷り師

梅田 明雄

愛知県出身 名古屋芸術大学美術学部卒業

◇リトグラフとの出逢い

  私が、はじめてリトグラフという言葉を知ったのは、高校時代にドーミエの展覧会を見た時でした。最初は、誰もが感じるように、 どうして版画なのにクレヨンのタッチが表現できるんだろうと、疑問に思ったことを記憶しています。
  リトグラフを自分でもやってみたいと思うようになったのは、ロートレックの作品に展覧会で出会った時からでした。確かラフォーレ原宿がオープンした時に開催された展覧会だったと思います。 その(オープニング記念?)の展覧会では有名な「ムーラン・ルージュ」等のリトグラフのポスターが多数展示されていました。 中でも印象的だったのは、トライアル・プルーフ(Trial Proof 校正用試刷り)の展示をを何点か見られたことでした。一つの作品を仕上げるまでの過程で色を変えたり、版を差し替えたりして、作家が試行錯誤している様子が はっきりわかりました。「ああ、こういうことがリトグラフの楽しみ(苦しみ)なんだな。」と、思ったものでした。

◇大学でのリトグラフ

  大学は絵画科洋画専攻にすすみました。今では美術大学で版画科があるところは珍しくありませんが、わたしの学生時代は数えるほどしかなく、 母校、名古屋芸大にも当時はありませんでした。入学して、リトグラフへの想いは消えたわけではないのですが、リトグラフを制作する設備もなく、 油絵や銅版画を制作していました。
  リトグラフを始めるチャンスは2年生の時に訪れました。大学に非常勤講師で来ていらっしゃった銅版画家の方から、 中古のリトのプレス機を安く譲っていただけることになりました。安くといっても貧乏学生のこと、一人では資金がでません。 友人、先輩、後輩をさそって共同で購入しました。
  最低限の設備も何とかそろえ、一応何とかリトグラフが制作できる環境を整えることができました。しかし、いったいどうやって制作していいのか、 集まった仲間たちの中にはリトグラフを制作したことのある者は誰も居ません。技法書を片手に悪戦苦闘の日々が続きました。 今では笑ってしまうような初歩的な失敗も、当時はまったく原因が分からず、 1枚刷り上げたら、もう版が壊れて次が刷れないなんていうこともしょっちゅうでした。それでも少しづつは作品らしいものも刷れるようになってはきましたが、 技法をマスターするという段階ではありませんでした。
  リトグラフを専門としている方から、はじめて技法を学んだのは3年生になってからでした。 大学で夏休み中に、木版画とリトグラフの集中講義が行なわれることになりました。木版画は黒崎彰先生、 そしてリトグラフには東谷武美先生を講師にお迎えして集中講義でした。 お二人とも美術界の第一線で活躍されているかたで、講義を受ける前からかなりテンションが上がっていたのを今でも記憶しています。 東谷先生の講義では,先生自身の多色刷りの作品を、1色づつ版を重ねる過程を見ることができる制作例を見せていただきました。ロートレックのトライアル・プルーフをはじめて見た時と同様に、版表現の面白さを教わりました。
東谷先生の講義は次年度もあり、 石版石にも、そのとき初めて触れることができました。短期間の講義・実習ではありましたが多くのことを学び、ますますリトグラフの魅力に引き込まれていきました。 4年生の夏休みにも東谷先生のリトグラフ集中講義が同様にありました。今度は、1年間リトグラフの制作で、うまくいかなかったことや、疑問に思ったことなどを ノートに書き留めておいて先生がお見えになった時に質問をさせていただきました。夜、先生の宿舎まで押しかけて行って、いろいろお話をうかがいました。いまさらながら本当に迷惑な学生だったと思います。

◇大学卒業後
大学卒業後の進路については、多くの人がそうであるように私自身も悩みました。 リトグラフはずっと続けたいし、ずっとぶらぶらしているわけにはいきませんし。 ある日、当時お世話になっていた画廊で知り合った彫刻家の国島征二さんから 鍔本達朗さんという方が愛知県の碧南市でリトグラフの作品を、しかも石版石を使って制作している、というお話をうかがいました。 さっそくお電話をしてお邪魔することに。そして、半ば強引に押しかけ入門をお願いしました。。 当然収入の当てなど無く、アルバイトをしながら鍔本さんのアトリエへ通ってリトグラフの勉強させていただくことになりました。
鍔本さんというかたは、大変こだわりを持った方で、ご自分の作品のほとんどを石版石を使います。単純なベタの版でも金属板を使いません。 けっこう石版石の研磨や移動はとても重労働なのですが。おかげで石版石の扱いには慣れることができましたが。
鍔本さんのところには、1年半ほどお世話になりました。

◇森工房へ
ある時、鍔本達朗さんの友人で建築家の市古さんから、長野県で新しくできたリトグラフの版画工房で スタッフを探しているというお話をうかがいました。長野県には、高校時代にスキーで訪れたり、大学時代に美術館を訪れたりしただけで 土地勘といったものも、まったくありませんでした。当時、森工房は2.5m×1.25mという世界的に見ても稀な大画面をすることができるプレス機を 備えた画期的な版画工房でした。
中古のライトバン1台に積める荷物だけで、長野県へやって来ました。版画工房に勤めて最初に驚いたことは、1日に刷る量の多さです。多いときには一日に300枚は刷ります。 版画工房の仕事は、重労働で体力がなければできないということを思い知らされました。
(少しずつ、続きを書いていきます。)

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